2014年の12月に、今の森下駅前にクリニックを開業しました。バリアフリーを意識した内装にこだわり、通常のクリニックよりも幅広な設計になっています。眼科や形成外科とも迷いましたが、全身が診られることと、将来的に必要とされるであろうことから呼吸器内科の道に進みました。呼吸器内科を専門とし、これまでに大学病院などさまざまな医療機関に勤務しながら、咳や気管支喘息、COPDと呼ばれる病気や肺気腫などを専門に診ておりました。開業してからは、呼吸器にこだわらず、内科全般を診る、地域に愛されるかかりつけ医を目指しております。
医師6年目に大学院に入学し、東洋医学を学びました。医学部で学んだのはほとんど西洋医学でしたので、東洋医学の勉強が自分の医師としての幅を広げるきっかけになったと思っています。また、中国の上海に医師として行っていた時期があり、日本とは違った環境での医療を見ることができた経験も、今の診療の役に立っていると感じています。
特に大学院で漢方医学と呼吸器医学を絡めて体系的に勉強できたことは、大きな経験となりました。
普段の外来でも、西洋医学で用いる薬だけではなく、漢方もうまく組み合わせて使うことで、患者さんに対する治療の幅が広がり、それが患者さんのメリットになればいいと思います。是非漢方の相談もしていただければと思います。
普段から心がけていることは、病気の早期発見とそれ以上の悪化を防ぐこと、そして新たな病気を予防することです。そのため、禁煙治療に注力し、禁煙の啓発活動も行っています。喫煙は呼吸器の疾患に深い関係がありますし、タバコを吸っている周りの人が副流煙を吸うことで自分だけでなく、周囲の方の健康にも影響を与えてしまいます。タバコに含まれる成分は、動脈硬化を発生・悪化させ、高血圧や糖尿病を代表とする生活習慣病や、睡眠時無呼吸症候群にも関係しています。動脈硬化が進むと脳梗塞や心筋梗塞などの深刻な病気にもつながるため、それらの原因となるタバコをやめることがなによりも肝心です。
遠隔医療は、慢性疾患に対しては非常に有効であると感じており、さらには予防医療との相性がいいと感じております。
特に途中でドロップアウトしてしまうことの多いこの禁煙指導などでは、遠隔医療が介入していくべき領域であると感じています。
内科医
篠塚成順
平成11年:信州大学卒業後、千葉大学呼吸器内科に入局。千葉大学医学部附属病院にて研修。
平成20年:千葉大学大学院卒業 博士号取得 上海グリーンクリニック(中国)
平成24年:医療法人社団千葉白報会 ドクターランド船橋 院長
平成26年:森下駅前クリニック 開院
医学博士、日本内科学会総合内科専門医、日本呼吸器学会専門医、日本医師会認定産業医』